増毛の美しさを引き出すためには増毛後の正しいメンテナンスが必要

増毛は自毛ではないため、結着させて終わりではありません。
人工毛は自毛と違って伸びないので、施術後はメンテナンスが必要です。
ここでは、増毛施術のお手入れ方法、家庭でのケア、施術の頻度などについて説明していきます。

■増毛のお手入れはなぜ必要?

結毛式の増毛は施術後の違和感がほとんどありません。
ただし、結び目は自毛の成長に伴って上に移動していくので、施術部分が浮き上がる感覚になります。
見た目では増毛施術をしているとバレなくても、ブラシを通した時に違和感があります。
引っかかるようになると、ブラッシングのたびに自毛が抜けてしまうことがあります。
増毛施術は自毛があってこそ成立します。自毛が完全になくなると、人工毛を結び付けることができません。
シート式の増毛という方法もありますが、こちらはかつらに近い装着感になるので結毛式のような自然さは期待できません。
増毛施術を受けている方は、これ以上脱毛が進行しないように頭皮ケアを徹底してください。

■自毛が伸びたらカットが必要です

人工毛は伸びることはありませんが、自毛は伸びてくるのでカットして短くします。
自毛が伸びても人工毛を結着させる部分を変えたり、人工毛自体を短くしたりすれば大丈夫と思うかもしれませんが、自毛が伸びると人工毛がうまく馴染まないのです。
そのため、ヘアスタイルが決まりにくい、ヘアセットに時間がかかるなどの問題が生じるようになります。
さらに、増毛の結着がうまくいかなくなり、外れる心配もあります。
そこで、ある程度伸びてきたらカットで短くしてください。
通常の理容室や美容院でカットすると増毛がバレそうで心配という方は、増毛に特化したヘアサロンを活用しましょう。
カットをする際は増毛施術がスムーズに行えるように髪型や長さなどを調整してくれます。
薄毛というのは自毛を伸ばせば伸ばすほど、周囲にバレやすくなるのです。
よく薄くなった部位に対して、薄くなっていない部位の頭髪を引っ張ってくる方がいますが、これをやると高確率で周りにバレます。
伸ばしすぎた頭髪は風に流れやすく、強風が吹くと一気に髪型が崩れてしまうので注意してください。
増毛をされる方は髪を短くカットしておくのがおすすめです。

■シャンプーはいつも通り

かつらですと、本体を頭皮から取り外し、自毛とは別に洗浄する必要があります。
使いっぱなしだと皮脂が溜まり、臭いも気になるようになります。不衛生な状態で使い続けると、抜け毛をさらに増やすので要注意です。
東京で増毛が注目されている背景には、かつらより格段に取り扱いが楽なことがあります。たとえば、洗髪をする時は、自毛を洗うのと同じように洗髪できるのです。使用するシャンプーは、育毛またはアミノ酸系をおすすめします。
増毛施術は自毛がないと行えないため、自毛を守る対策が必要です。
育毛に良いシャンプーは頭皮に優しく、保湿力に優れているのが特徴です。

■洗う時のコツは

まずは頭皮と髪を予洗いして、表面の汚れを除去しておきましょう。
シャンプーの泡立ちが悪い時は、汚れが溜まっていると考えられます。汚れを減らせば減らすほど、泡立ちは良くなっていきます。
泡立ちと洗浄力は比例するので、頭皮に皮脂を残さないためにもシャンプー前に予洗いをしてください。それから頭皮と髪にシャンプーを付けて洗いますが、イメージとしては髪よりも頭皮を洗うようにします。洗髪の本来の目的は頭皮をきれいにすることです。
髪は頭皮という畑から生えている植物だと考えてください。洗う時は爪を立てると頭皮を傷付けるので、指の腹で揉むようにして洗います。
コンディショナーやトリートメントは必須ではありませんが、髪のパサつきが気になる方は使用しましょう。頭皮が乾燥した状態は紫外線のダメージを強く受けるからです。髪がダメージを受けると色素が抜けたり、くすんだりして、髪が老けて見られるようになります。髪を乾燥させる時はドライヤーを使用しますが、少なくとも20cmくらいは離してください。
至近距離から当てるとタンパク質がダメージを受けて、髪質が変化してしまいます。
8割くらい乾燥したら、後は自然乾燥に任せましょう。
なお、ドライヤーを使用しないですべて自然乾燥させると、雑菌繁殖を促進させるので避けてください。

■増毛施術にかかる期間は

増毛施術は、施術本数に比例して時間が長くなりますが、一般的に数時間あれば完了します。即日で完了させられることが多いので、すぐにふさふさになれるでしょう。
一方で、一気に増やすと増毛をしたと怪しまれるので、薄毛が本格化する前に行うのが得策です。
そうすれば、施術本数を減らせるので、施術時間は短くなりますし、費用も抑えられるでしょう。

■増毛をするべき頻度は

増毛をした後の結び目は少しずつ上がってきます。
施術から3~4ヶ月くらい経過すると、浮き上がりが目立ってブラシが引っかかるようになるのです。そのため、このタイミングで自毛をカットし、新しい人工毛を再結着させていきます。頻度に関しては、少ないよりも多いほうが、美しいヘアスタイルを維持しやすいです。浮き上がりが強くなると、髪がまとまりにくくなります。
また、結び目に違和感が生じることもあるので、見た目を重視される方だと2ヶ月に1回の頻度で再度結び付ける方もいます。

■どのくらいもつ?

これは、増毛の種類にもよりますが、おおむね6~12ヶ月です。
自毛の状態や手入れの仕方によって寿命は変わってきます。増毛を長持ちさせるコツは、丈夫な自毛に結び付けることです。
今にも抜けそうな自毛に着けても、すぐに自毛ごと抜けてしまう可能性が高いです。
近年の増毛施術は耐久性が上がってきていますが、形あるものはいずれ寿命がやってくるため、永久に使い続けることはできません。

■ナノUP増毛の強みとは

メンテナンスを少しでも楽にしたい方は、ナノUP増毛を検討してください。
東京にあるヘアーサロンK3Mで受けられます。こちらは結び目を移動させられるので、新たに結び付ける手間と時間を軽減できます。繰り返し使用でき、メンテナンスの労力と費用を減らせるとして大人気です。
施術本数は自分で自由に決められますし、都度払いにも対応しているので、初めて増毛する方にこそおすすめです。
当店は東京のサロンですが、他県から来られる方が大勢います。

■増毛をした後の生活

増毛をした後は、できるだけ規則正しい生活を続けてください。
増毛があれば髪の心配はいらないと考える方が多いですが、自毛あっての増毛施術です。
日常生活では夜更かしをしない、タバコを吸わない、ストレスを溜め込まないなどを徹底してください。それにより、自毛の弱体化を防ぐことができます。弱くなった自毛を元の強さに戻すのは容易ではありません。
一方で、現状を維持させることはそれほどハードルが高くないのです。抜け毛が増えてきたら脱毛症が進行していると考えられるので、不規則な生活をしていないかチェックしてみましょう。
髪は細胞の一部であるため、細胞に悪影響を与えるような生活は髪にも良くありません。

■まとめ

快適な増毛生活を実現するためにはメンテナンスが必須です。
自毛が伸びたらカットして、再度結び目を移動させたり、新しく結着させたりするケアをしましょう。
また、自毛を減らさない対策が必要なので、正しい洗髪をして頭皮環境を維持してください。
増毛施術の頻度は2~3ヶ月に1回程度になりますが、美しさを重視したい方はもっと増やしても問題ありません。