薄毛とハゲはほぼ一緒だが意味合いが少し違う

まず結論から申し上げますと、薄毛とハゲはほぼ一緒です。
ただ、ほぼ一緒でありながら具体的な意味合いは違うようです。

薄毛は、ハゲという言葉を少しだけ柔らかくした言い方だと思ってよいでしょう。
やはりハゲという言葉はあまり良い言葉ではありませんし、悪口などで使用されることも多いため、薄毛という言葉を使っていることが多いようです。

薄毛とハゲの違いは「進行具合」

薄毛は、髪の毛が細かったり髪の毛が少ない状態のことを指します。
そしてハゲは薄毛がさらに進行し、ほとんど髪の毛が生えていない状態であったり、病気などによって髪の毛が生えてこない状態のことを指すことが多いようです。

薄毛は髪の成長に必要なだけの栄養分がしっかりと行き渡っていなかったり、ヘアサイクルが乱れていることで髪の毛が薄くなっている状態になります。
つまり髪の毛が弱っていたり、細くなり始めているような場合には、薄毛という言葉を使うことが多いです。

その一方でハゲは髪の毛に栄養が行き渡らない時ではなく、その状態からさらに進行し、頭皮がほぼ露出している状態です。

このようにハゲと薄毛には、言葉に多少ニュアンスの違いがあると考えてよいでしょう。

薄毛やハゲになる原因は「喫煙」「過度の飲酒」「ストレス」

薄毛の原因
実は、薄毛とハゲの原因は大体同じなんです。

例えば喫煙です。
タバコには血管を収縮させる成分であるニコチンが含まれていますので、タバコを頻繁に吸うことによって血管が収縮してしまい、頭皮に十分な血液が送り込まれなくなります。
血液の中には髪の毛の成長に必要な栄養分が豊富に含まれていますので、この血液が行き渡らなければ当然ハゲてしまうのです。

また、過度の飲酒もハゲのリスクを高めると言われています。
アルコールというのは、AGA(男性型脱毛症)の原因となっているジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンの分泌を促進させます。
そのため、過度の飲酒は頭皮環境を悪化させる原因になってしまうのです。

ストレスで円形脱毛症を発症してしまう人もいますよね。ストレスを感じると自律神経のバランスが崩れてしまい、その結果ホルモンバランスを失い肌が荒れる、といった症状が出てしまいます。

これらはハゲに直結する原因になりますので、十分に注意しなければなりません。

薄毛かハゲかによって治療法は変わる

薄毛もハゲも、的確に治療を受けなければなりません。

例えば髪の毛が減少してしまうAGAは、単なる悩みというだけではなく病気に分類されます。
そのためAGAを効果的に治療したいのであれば、専門の病院で治療を受けるようにしましょう。
もちろん、市販の育毛剤などを使用するのも良いでしょう。

薄毛は髪の毛が生える機能自体は損なわれておらず、必要な栄養分をしっかりと送り込む機能は残っています。髪の毛が弱っているだけなので、育毛剤でも効果を期待することができるかもしれません。
しかしハゲの場合は、様々な要因が複雑に絡み合っている可能性もありますので、素人が安易に治療しようと思ってもあまりうまくいくことはありません。

髪の毛の成長を促すという機能自体が著しく低下しているので、専門のクリニックで治療を受けた方が良いでしょう。

薄毛でも油断してはいけない

ハゲと呼ばれるまで症状が進行しているのを食い止めるには、やはり薄毛の段階で治療を開始する必要があります。
薄毛の状態ならまだ大丈夫、まだ大丈夫と安易に考えていると気がついた時にはハゲまっしぐらということも十分に考えられるのです。

毛根の働きが著しく低下してしまっていると、毛穴が髪の毛を育てるという働き自体出来なくなってしまうこともありますので、普段から髪の毛や毛根を活性化させることが重要です。

食生活を改善することによって、髪の毛に栄養を与えることもできます。魚、海藻、卵、大豆などの食材は、髪の毛を増やす効果があります。是非、食事に取り入れてみてください。

そして、髪の毛にダメージを与えないよう、きちんとした私生活を送りましょう。